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2010.10.04

「脱がせなくてどうしろっていうんですか!

最近のいわゆる「男の娘」キャラを男性と認識すべきか女性と認識すべきか、という議論の中で飛び出た後輩の名言。

前ヶ瀬の
「外見や立ち振る舞いがどう見ても女なら、キャラクターとしては女であるといえるだろう。いちいちパンツを脱がせるわけでもなし」
という意見に対するツッコみだったんだが、後から考えるとなかなか含蓄のある発言である。

フィクションにおいてセクシャルマイノリティを描く目的は、それこそ「パンツを脱がせること」つまりセックス(性)を描くために他ならない。おそらく九割九部は。そうでないなら描かれるのがBLである必要はなく、百合である必要もふたなりである必要も男の娘である必要もないんである。

そこまで考えて、実はそういうネタを作る側も消費する側もとてつもなく醜悪なことをしているんではないか、と怖気だつのを感じた。
「自分のフェティシズムを満たすためだけに」
「自分のフェティシズムを満たしうる勝手なイメージ(妄想)に従って」
「その嗜好ゆえに差別されうるセクシャルマイノリティによる架空のセックスをわざわざ描いて」
「そのフィクションを通じて自分も周囲もさらなる偏見へと引きずり込む」

ことじゃないか、と。

「ゲイだってケツ穴ほじくり合うだけじゃない」
というような苦言を呈した人がいる。確かにいわゆる「普通の」男女の付き合いだって多様で、すぐにセックス!となるわけではない。なのにセクシャルマイノリティが登場した途端そういう話をしたくなるのは不思議だ。
とにかく勝手にネタに使われて勝手に気持ち悪がられる方はえらい迷惑である。いくら絶対数が違うといっても嗜好が違うだけで余計な苦労を背負ってしまう人を、どうしてこれ以上いじり倒して不幸にして平気なのか。

まあフィクションにおいては「どうしてここでゲイなのか、レズなのか、ペドフィリアなのか、性同一性障害なのか」という作者の意図の話になるわけで、ともかく現実も架空もセックスなしでは成り立ちそうもない。
セックスを描く人はセックスとそれに関わるパワーバランス、感情の機微についてよく考える、という責任くらい負うべきだと思う。とくにデリケートなセクシャルマイノリティの話題については。
今のところ女性向けで性描写がある漫画や小説は法的によくわからない扱いをされている。近いうちに娯楽なのか芸術なのか新しい形のポルノなのか、という議論が起きるだろう。よくいう「中に被害者などいない!」の形ではあるものの、のっぴきならない現実に向き合っている人をネタに使わせていただいている限り、慎重にネタとして扱わなければ「ごくごく普通」である大多数の書き手と読み手こそ畜生と非難されて然るべきだろう。

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