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2010.08.25

そこでどうしてグレイ登場?


X-ファイルに潜むサイエンス―ミュータント、ウイルス、エイリアンの実像X-ファイルに潜むサイエンス―ミュータント、ウイルス、エイリアンの実像
(2002/01)
アン・サイモン中村 雅美

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図書館でつい懐かしくなって借りてしまったが懐かしいなX-File。
覚えている話としてはプラナリア人間と、頭はいいが必ず人殺しになるクローンの女の子がいっぱい出てくる話。
理系人間な父と一緒に面白く見ていたんだが、SFの皮をかぶったホラーなんで真面目に怖くてしかたなかったのを覚えている。でもまた来週見るんだけどね。母はグロドラマだと嫌がっていた。
思えば生物系の話が多かったのは、生物学の話題はポピュラーサイエンスとの相性が一番いいからだろうか。

あのドラマはぬーべー、コナン並にスタッフが科学オタだったんじゃないかと思われる。
とはいうもののSFの目的はあくまで娯楽で、ネタは面白いところから引っ張ってくるんだが「宇宙人に妹をさらわれた(と思っていて)からFBI捜査員になったモルダーさん」をはじめ肝心の根っこがいかがわしかったりする。
だいたい最初に挙げた二つのエピソードの後者だって「20になると必ず人殺しをする遺伝的特徴」ってなんだそれ。アメリカには明らかに人殺し大好きみたいな危ない奴がたくさんいるので、そんな漫画みたいな曖昧な恐怖も現実味をもつのかもしれん。
あくまで一流の娯楽ドラマであった。宇宙人関係の話になると、普段から怪しいリアリティが完全に崩壊してつまんなかったけど。メリケン連中が(日本人も違わないが)面白ければなんでもいいバカなのか将来有望に好奇心旺盛なのか、本当に不明だ。

で、監督にアドバイスをしていた女性生化学者が「この話のネタに用いられたのはこういう科学的知識で、ここの部分はフィクションで」と丁寧に説明してくれるのでわかりやすい。話題としては
・捕食寄生者
・突然変異とミュータント
・遺伝子操作
・寿命と老化に関わる技術
・自然に対する人間の介入
みたいな感じ。少し前の本だがいいところをさらっていて、生物をやっている今もう一度読んでよかったと思う。
ネタは古いんだけど、ポピュラーサイエンス書としてけっこう出来がいい。生物学をちょっとかじった人間であればより楽しめるだろう。


個人的にほほう、と思ったのが監督から

「宇宙からやってきたウイルスにはどんな形が相応しいと思う?」

と訊かれた作者が

「花粉なんていいんじゃないですか」

と答えて、結局花粉になったせいで放送後に「あれってなになにの花粉じゃないの?」とサイトに書かれたという話。確かに花粉ってすごくおもしろい形をしているからな。(気になった方はこのグーグル画像検索からどうぞ。こんなの序の口なのだ)
ちなみにもう一つモデルとして使われたのはウニのプルテウス幼生だったらしい。事実は小説より奇なり、とはいうが人工物か、と突っ込みたくなる造形はたくさんあるからなあ。
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